コーチングは、セラピーやカウンセリングと、どう違うのか?
また、コンサルティングとの違いについてもよく聞かれます。
コーチングとセラピー、カウンセリングは、それぞれ目的が異なります。
セラピーやカウンセリングは、主に、
現在抱えている問題を解決するために使われます。
そのためにカウンセラーやセラピストは、その問題が生じた原因を探るため、
クライアントとともに過去を振り返り、深く掘り下げていきます。
一方、コーチングの目的は、未来に向けて相手の行動変容を促すことです。
相手が未来に向けて行動を起こす、行動を変えるというのが、
コーチングの成果を測るひとつのモノサシとなります。
コーチは、クライアントが目指す状態を手に入れるために、
クライアントのおかれた現状、そして目指す状態をできる限り明らかにし、
それを実現させるためにどうしたらいいかをともに考えていきます。
つまり、コーチングでは、主に現在と未来に焦点を当てます。
また、コーチングは、目標や目的を明確にもち、
それを達成したいと願う人にしか機能しません。
コーチングとコンサルティング
コーチングとコンサルティングは、同じく行動変容を目的としますが、
アプローチ方法が異なります。
コンサルティングでは、クライアントにヒアリングした情報をもとに、
目標を達成するための戦略を考え、行動プランを作成し、
その答えをクライアントに与えます。
一方、コーチングでは、コミュニケーションのプロセスを通じて、
クライアント本人に目標を達成するための戦略を考えさせ、
自分自身で答えを見つけることを促すアプローチをとります。
問題解決や目標達成よりも、クライアントが課題に向き合う過程で
能力を高めていく事に重点が置かれています。
文章の説明だけでは分かりにくいですね。
一番いいのは、コーチングを体験して頂くことです。
明日の講演では、最後に「コーチング実演」もしてみたいと思います。
興味のある方は、直接会場にお越しください。
※今日、講演会場となる「結の街」事務局から電話があり、
予定していた中研修室のクーラー故障により、同じ使用料で
定員100名超の大研修室で開催する事になりました。
当日何人増えても、大丈夫ですよ~!(笑)