自動車教習所は接客業?

自動車教習所は接客業?

ここ数日、私の周りでもいろいろな大学の合格発表が次々とされている。
25年前に自分が東京の大学に進学が決まった時、
一番最初にやると決めていたのは、普通自動車免許の取得。

自分だけでなく、周りの友達もそれが普通だった。
でも、ここ数年はライフスタイルの変化により、とりわけ都会で暮らす若者の消費意欲は、
高額な車を買うよりもケータイやパソコンなど情報機器へと向かうらしい。

ケータイ1台持てば、買い物もネットで済み、自宅に商品が届けられる。
移動手段として車を持つ必要性がなくなれば、「免許離れ」が加速するのも当然か。

少子化と若者の所有意欲の低下のダブルパンチで今、自動車教習所(ジレン)が
厳しい経営を迫られている。

お客さん獲得のために、昔の鬼教官は消え、生徒の人気が落ちないように
気を使いながら、教習を進めていくのが普通らしい。

不必要に下手に出るのは良くないが、今の若者は昔風の鬼コーチ式
指示命令スタイルの教え方ではなかなか難しそうだ。

出来ている部分は的確に褒めてあげて、あくまでも生徒をサポートする姿勢が
これからの指導教官には求められると思う。

変化の激しい時代、人を育てる、指導するという事はますます難しくなっていくが
「私はあなたの味方だよ!」
というメッセージをいかに伝えていくかが、人気のポイントになるだろう。