北谷高校進路講演会


今日の夕方は、北谷高校で進路講演会の講師を務めます。

進路を決める時には、決して親が望む方向に誘導するような
言葉がけはしない事です。

ここ数日、高校生に対する体罰の問題で、教育界だけでなく、芸能界、スポーツ界も大きく揺れています。

何もわからない子供時代に
”躾”として生き方の基本ルールを教える際、
親の叱咤として、それは在りうると思います。

しかし、やがて人として自分の考えを持つ青少年になれば、
その自主性、自律性を信じなければなりません。

「コーチングでのコミュニケーション」は
双方向でイーブンな関係のコミュニケーションでの手法です。
指導とか教える、ではなく
「引き出す」
「気付くきっかけ」を与えるのです。

「体罰」とは、
相手を信じていない監督や指導者が、
自らの言葉での指導ができなくなった時の無能を
自らがさらけ出してしまった結果に他なりません。

相撲、柔道など
特に格闘技スポーツはかつてのチャンピオンなどが監督指導者となって
”上から目線”が当たり前という環境がある。

集団の中で自ら考えプレーする事が求められるサッカーでは、暴力指導はありえないという有名選手の言葉もあります。

女子サッカー「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督は
”横から目線”の監督と選手から言われています。

コーチングの視点で、

”人が行動するときとはどんな時か”
を考えてみる。

脅しや、暴力、恐れ、からでも人は動きます。
それは「恐怖」を感じたとき、それを避けようとすれば、
耐えようとしたり、受け入れざるを得ないからです。

しかしこの時の行動は自ら望んだものでしょうか?
それは、一時の行動となっても決して長続きしない。
「地獄の特訓」などという研修があるが、
まず効果がるのは短期間に過ぎず、
数日その効果があれば上出来でしょう。

自分が納得し、自らが自らの意思でやろうと思うとき、
その行動は、”確固たるものになり持続し身に着く”ものとなって
成果に結びついていきます。

本来、恐怖からの緊急行動は決して受け入れられるものではないのです。

体罰が効果有りと思う人は、
その場限りで決して長続きしないものでもあるとは認識して欲しい。

体罰での成果は、今の子供たちにとって技術の向上には一番効果が薄く、 しかも、対人関係のコミュニケーションを損なう、

多くの人々の精神や心を傷つけるマイナス面がきわめて多いということに 我々大人は気づいてい置きたいものです。




この記事へのコメント
これからの時代はコーチング的な思考や物の見方が必ず必要になると思います。暴力は何も生みませんよね!
Posted by 中小企業・個人事業のためのネット集客専門家 新垣覚 at 2013年02月09日 13:58
今このブログを見ました。私は、ここに書いてあるように、息子に本人が希望している学校を却下して私の勧める学校に受験させました、結果不合格でした。あの時何故希望を聞いてあげなかったのか、毎日泣いてます。息子は、塾にかよっていたのですが、毎日遅刻出し、終わっても真っ直ぐ帰ってこないしで、いらいらばっかりだったので、それを、むすこにあたってました。にじぼしゅうがあるのですが、合格するか、毎日心配でたまりません。もっとはやくこのブログに出合えていたら。どうしよう
Posted by あこ at 2013年03月17日 18:04
あこさん
今はとても心配な状況なんですね。

でも、過去を変える事は出来ません。
今から出来るのは、息子さんの未来のためにあこさんが親としての接し方を変える事です。

親の心が不安定だと、子どもに伝染します。
まずは腹をくくりましょう!

ちなみに私は、牧港のてぃーだカフェで初回限定「対面コーチング¥3,000」を行っています。

ご希望であれば、そこでお話を聞く事も可能です。
Posted by 島袋十史樹  島袋十史樹   at 2013年03月17日 21:56
返信ありがとうございます。そうですよね。後には、もどれないので、前に進まないとですよね。息子は、二次頑張るって言ってるんですけど、私は、あの時変更しておけばとか、考えてしまって…。もう、前に進まないとですね。何とか合格出来るように願います。
Posted by あこ at 2013年03月18日 14:41