ネイティブコーチに学ぶ

年の瀬の慌ただしい中、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
沖縄もここ数日、ぐっと気温が落ち、ようやく冬が来たという感じですね。
私は一年の中でこの時期が一番好きです。
街がクリスマスのイルミネーションで華やぎ、車社会の沖縄は今の時期になると、どの道も渋滞していますが、一年間の総決算、どの人の顔にも充実感が溢れています。

ところで、クリスマスは元々、12月25日のイエスキリストの誕生日を祝う目的で制定されたのですが、イエスキリストという人は偉大な「ネイティブコーチ」でもあったようです。ネイティブコーチとは、特にコーチングの勉強やトレーニングをしていなくても、人の力を引き出すことや、能力を開発していくことを普段の生活の中でナチュラルに実践している人のことを言います。お笑いの世界でいうと、天然ボケと言われる人たちも持って生まれたボケの才能を持っているので、同じ意味でとらえていいと思います。

キリストは例え話や比喩(メタファー)を使いながら、人々にビジョンを伝え、人々の話に耳を傾け(傾聴)、多くの人々のモチベーションを上げながら、自ら困難を乗り越えていく力を備えさせていったのだと思います。
皆さんの周りにも必ず、ネイティブコーチがいるはずです。
その人たちは、どんな話し方をしているのか、どんな風に人と接しているのか、よく観察してみて下さい。コーチングは作られたものではなく、発見されたものです。
遥か2000年も前から、キリストが実践していたように、スポーツや政治、ビジネスを問わず、世の中の偉大な指導者と言われる人たちが、どんな風に相手の能力を開発していったのかを観察し、発見されたスキルを体系化したものが「コーチング」なのです。
来年度もコーチングを通して、沖縄の皆さんの一番の応援団になりたいと考えています。

それでは皆さん、良いお年を!!