週間レキオ エッセー掲載されました。

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10月30日 週刊レキオ連載エッセー 
子育て・親育て「夢への行動を起こすには」が掲載されました。



「夢への行動起こすには」

子供の運動会や那覇祭りの旗頭、スポーツ大会など秋になるとイベント三昧で、疲れもたまってくる・・そんな時、僕がよく利用するのが足裏マッサージだ。パンパンに張った足の裏を丁寧にほぐしていくと、次第にやわらかくなりどこに疲れが溜まっているのか、わかるようになってくる。同じように子供の話を聴くときも大きなかたまりになった話をほぐしながら細かく聴いていくことで具体的にどんな所に課題があるのか明確になる。
かたまりのことを英語でチャンクと言う。コーチングスキルのチャンクダウンは相手の目標を小さくほぐして行動が起きやすくするスキルだ。大きなかたまりの目標を小さなかたまりにすることで、自分がとるべき行動が具体的に考えやすくなる。また、大きなかたまりのままの目標を目の前にすると、圧倒され行動する前にあきらめてしまうことがある。でも、目標を小さなかたまりにすれば、1つ1つを乗り越えるハードルが下がり、行動に移しやすくなる。 
以前コーチングをした大学生のT君は「将来は映画監督になりたい」という夢を持っていた。こうしたゴールは一見明確そうだが、実際には不明確な要素が多い。「どんな分野の映画監督やってみたいの?」「映画監督なるには、どんな方法があり、どんな資格や資質が必要なのか知ってる?」「う~ん、あんまりわかりません」「じゃあまずは、そのことについて調べてきてくれる?」本人がちゃんと調べてきたら、例えば次のような質問でゴールを明確化していく。「必要な資格や資質のうち、あなたが得意としているのがあるとしたらどれ?」
「何をすれば早道?」「あなたがどうしても出来ない部分は?」「あなたが勉強すれば達成できる部分は?」細かく聴いていくことで取るべき行動をわかり易くしてくのだ。夢を持つのはもちろんいいことだが、最近は出来る努力もしないでただ漠然と大きな夢だけを追い続けるフリーターが増えてきているような気がする。ちなみにT君は大きな夢を細かく砕いていく中で自分の中にある別の才能に気づき、今は必死に新しい夢を追いかけている。


タグ :コーチング

この記事へのコメント
さっそく掲載紙読んでみます。
Posted by ミクニパパ at 2008年11月03日 10:05